こちらの記事でははじめの一歩7話のネタバレを掲載しています。こちらを読めば7話の内容がまるっとわかりますので、7話の内容を知りたい方は是非ご活用ください。
はじめの一歩7話のネタバレ
一歩のシャドーを見て会長は「しっかりシャドーもサマになってきたの」「天性のパンチ力を持ってる上、バカがつくほどスナオな性格じゃから吸収力はピカイチじゃ」と感じていた。
シャドーをしながら一歩が時々パンチを止めると、会長が「どうした?なぜ拳を止めるんじゃ」と聞き、一歩は「うーん」「いいやぁ、深追いすると宮田くんのカウンターがくるんですよ」「スパーリングの時もほとんどあのパンチで倒してるんです、ボクもアレで気を失っちゃったし」「カウンターの攻略法を見つけない限り同じコトの繰り返しになっちゃうと思うんですよね」と答え、会長は「ほう、こやつ宮田のカウンターに気づいておったか」と感心していた。一歩が「ないかなぁ、カウンターの攻略法って」と頭を抱えると、会長が「ふふふ、くっくっく」と笑う。それを見た一歩が「あ、あるんですか!?カウンターを封じる策が!?」と期待の眼差しを向けるが、会長は「ないっ!!」と言い切った。
一歩が「だ、だって3ヶ月後に宮田くんと互角の勝負をさせてくれるって言ったじゃないですか、何も策がなかったんですか?!」と焦りながら聞くと、会長は「残念ながら今のお前にはカウンターを封じる手だてはない!!」「しかし、出させない方法はあるぞ!」「さっそく実践してみるぞ!!リングに上がれ!!」と一歩をリングに上げさせる。
リングに上がった一歩が「ボ、ボクはどうすればいいんですか?」とドキドキしていると、会長は「じっとしとれ」「ワシを宮田だと思ってよく見てろ」と足を素早く動かし左右に動いていく。
会長が「どうじゃ、今宮田はカウンターを打てたか!?」と聞くと、一歩は「ああっ、そうか、そういうことかぁ」と理解し、会長は「カウンターは相手の力を利用するパンチじゃ」「自分の突進する力に相手のパンチがプラスされるワケじゃからダメージは深刻じゃ」と説明する。
一歩が「自分から飛びこまなければカウンターは出ないというコトですね」と言うと、会長は「そうじゃ」「ジラしてジラして宮田がシビレをきらして打ち合いに出てきたらこっちのもんじゃ」「持ち前のパワーをフル回転させアッパーでとどめよ!!」「名づけてじらし作戦じゃ!!」と作戦を伝える。一歩が「じ、じらし作戦!?」「な、なんかセコイ作戦ですね」と想像して少し嫌そうな表情を浮かべると、会長は「う、うるさいわっ」「ただでさえ力の劣るお前が勝つにはコレしかなかろうが、ワシだってこんなの好きじゃないわっ!!」と返し、ミット打ちに励んでいく。
ミット打ちが終わり会長が「よ、よォーし、今日はアガりじゃ、帰っていいぞ」「あ、そうじゃ、お前のシューズな、底がスリ減って危ないから新しいの買っとけよ」と伝えると、一歩は「あれぇ、スニーカーもうこんなになっちゃったのか、ボクシングの練習ってやっぱハードなんだなあ」「よおし、こうなったら思いきって新品のシューズを買おう!!」とスポーツショップに向かう。
スポーツ店の店主が「ねえお客さん、コレに決めましょう、絶対いいからこのシューズ」「一番売れてるんですよ!!みんな買っていくんだから、ねっ!!コレにしましょ」と一番高いシューズを売りつけようとすると、一歩は「す、すごいな高いんだな、ボクシングシューズって」「でも、一番売れてるなら間違いないか」と2万5千円のシューズに決めようとするが、突然宮田が「ちょっと待てよ」「ったく、シューズの選び方も知らねえんだな」「これは足を使うアウトボクサー用のシューズだぜ」「靴底が皮製だろ、足が滑らかにすべるようになってるんだ」「お前はらどうみてもインファイターだろ、ふんばりのきくゴム底を選ぶべきだろうが!」と説明してあげた。
宮田が一歩に足のサイズを聞くと「これなんかどうだ?軽いし値段も手ごろだろ」とシューズを差し出し、一歩は「こ、これやめます!こっち下さい!絶対こっち!!」と宮田が選んでくれたシューズに決めた。
バンテージを探す宮田の後ろで買い物を終えた一歩がニコニコしていると、宮田が「なんだよ、用がすんだらとっとと帰れよ」と言い、一歩は「あ、そ、そうだね、どうもありがとう」と店を出ていく。
宮田が買い物を終え店を後にすると、一歩が「あっ、あのうあのう、シューズ選んでくれたお礼しようと思ってコレ!!」「ボ、ボクの分もあるの、飲み終わるまでそのへんでお話しようよ!!」と満面の笑みでジュースを差し出していった。
宮田が缶ジュースを空け一気に飲み干し「はい終わり!!」と去ろうとすると、一歩が「うわっ、はええ!!」「ボクはフタもあけてないのに」と驚くが、宮田は「うるせえな、お前と話すことなんざねぇよ、じゃあな」とやはり早々に去ろうとする。一歩が「あ、あのその、ボクシングについていろいろ聞きたいコトがあるんです、宮田くんの華麗なディフェンスとか」と食い下がると、宮田は「ほう」「しかしな、会長に言わせりゃオレ達はライバルってコトになってるからな、敵に塩を送るわけにはいかねえよ」と返す。一歩が「そ、そんな、イジワルだな宮田くん」と言うと、宮田は「ふん、まあボクシングの話はキライじゃねぇよ」「なんだよ、聞きたいコトって?」と返していった。
一歩が目を輝かせ「あの華麗なフットワークとかはいつ頃からできるようになったのかな?やっぱり小さい頃からボクシング習ってたから?」と聞きたいことを聞くと、宮田は「まあな、オレの場合オヤジがプロボクサーだったからな」と答える。一歩が「いいなあ、お父さんかぁ」「ボクにはいないからうらやましいなあ」「宮田くんのお父さんてどういうボクサーだったの?やっぱり宮田くんと同じように華麗なテクニシャンだったの?」と聞くと、宮田は「そうだな、型はそっくりだ」「現役のオヤジとくらべたらまだまだオレなんか足元にも及ばねぇけど」「突進してくる相手をまるで闘牛士のようにヒラヒラとかわすんだ」「そりゃあ見事なもンさ、子供の頃猛烈にあの姿に憧れたっけ」「だけど、東洋太平洋タイトルマッチ確実にポイントリードでむかえた最終ラウンド」「相手のたった一発のラッキーパンチでオヤジのボクサー生命は終わっちまった」「アゴの骨が砕けちまったんだ」「治ればリングに復帰するのは可能だったかもしれない、オヤジがやられたのは肉体じゃなく精神だったのさ」「以前からパンチ力のなさをなげいていたオヤジは、それっきり立ち直れなかった」と語る。
宮田の父はかつて「しょせんテクニックなんぞワンパンチで終わりよ、非力なボクサーは頂点に立つことはできやしない!」と弱音を吐き、宮田は「ちがうよちがうよ、父さんはカッコいいよ」「父さんのボクシングは間違っちゃいないよ、ボクが証明してみせる」と決意していた。
宮田が「オヤジのボクシングは間違っていない!!パワー不足を補う必殺技さえあれば」「そう思い続けてオレはジムで自ら打たれ続けたよ、毎日ボロボロさ」「そして、必殺のタイミングを手に入れたんだ」「それがカウンターさ!!」「オレには必殺のカウンターがあるっ、力に頼らなくたってどんなヤツでもKOしてみせる!!」「昔のあこがれたあのスタイルでオレは頂点をつかむんだ」「志半ばでリングを去ったオヤジのため」「そして、オレ自身のプライドのためだ!!」「キミがパワーでくるなら真っ向から受けて立つぜ」「遠慮なく1Rめから倒しにいくからな!!」と自身の想いを語っていった。
宮田が「ちえっ、い熱くなっちまったな」「あんなコトベラベラしゃべるなんてどうかしてるぜ、オイ」と去っていくと、一歩は「宮田くんのカウンターにはそんな思いが込められてたのか」とギュッと手を握りしめていた。
会長が「オラオラ、どうしたあ」「しっかりアゴを狙わんか!ボディーのガードはどうした!?」と一歩とミット打ちをしていると、一歩は突然ミットを打つ手を止める。
会長が「な、なぜ休むんじゃ!?」「疲れたなんて泣き入れるつもりじゃねぇだろうなあ?」と怒鳴ると、一歩はうつむき「やなんです」「やっぱりこういうのやです、前に出て勝負したいんです」と返す。会長が「き、きさまぁ」「みすみすカウンターのえじきになろってのか!?」と言うと、一歩は「ま、前に今のボクじゃダメだって言ったけど、もっともっと練習つんだボクならどうですか!?」「それでも全く対抗できなんですか!?」「宮田くんのカウンターから逃げたくないんです、真正面からぶつかりたいんです」と決意を露わにしていく。
それを聞いた会長は「くそガキャ〜っ」「そこまで言うならやってやろうじゃねえか!」「そのかわりどんな泣きをいれてもワシャきかんぞ」「死んでも引きずりまわしてやるそ、のつもりでな!!」「ついてこい小僧!」とスクーターにまたがり、一歩はその後を追う。
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