こちらの記事でははじめの一歩14話のネタバレを掲載しています。こちらを読めば14話の内容がまるっとわかりますので、14話の内容を知りたい方は是非ご活用ください。
はじめの一歩14話のネタバレ
一歩が会長との激しいミット打ちに励む。
会長が「えーい、やめじゃやめじゃ!!」「ふぬけたパンチ打ちおって!頭冷やしに走ってこい」とミット打ちを切り上げると、一歩は「そ、そんな、ボクはボクなりに一生懸命」と言いかけるが、会長に「つべこべ言わずにとっとと行けぇっ!!」と叱責される。八木が「どうしました?ワリと調子良く見えましたけど」と声をかけると、会長は「フン、見かけはな」「しかし、一つ一つのパンチから宮田とのスパーリングを控えてた二ヶ月前の頃の緊張が伝わってこんのじゃ」と伝え、八木は「はーん、宮田くんがいなくなって「目標を見失っちゃった」ってことですね」と理解した。
すると、サンドバッグを打ちつける鷹村が物凄い音を響かせていた。
八木が「こちらは一週間後に試合を控えて準備万端と言ったところですね、減量も順調のようだし」と言うと、会長も「まったくあやつの試合前の闘志はいつみても感心するわい」「ふむ、鷹村に一歩を預けてみるか」と思いつく。八木が「ええ!?ちょ、ちょっと無茶じゃないですか?」「鷹村くんの試合前の練習メニューは殺人的ですよ」と驚くが、会長は「今の小僧にはそれくらいのショックがちょうどええわい!」と一歩に試練を与えようとしていた。
一歩が息を切らしジムに戻ると鷹村が走っていき、会長が「遅いわっ、鷹村が行っちまったろうが!!すぐ追いかけろ!!」「これから一週間お前は鷹村についていけ」「ホレ!さっさと行かんか!」と告げる。一歩が「だ、だってボク今帰ってきたばかりですよ」と口答えすると、会長は「つべこべ言うなあっ!!」と怒鳴り、一歩は鷹村を追いかけていった。
鷹村が「おう、会長から聞いてるぞ、これから一週間一緒だってな」「会長のやつ機嫌悪かったな、おまえ何かやったのか?」と聞くと、一歩は「い、いえ、心当たりはないんですよ」「でも、鷹村さんとなら楽しいし、試合の調整のジャマはしませんからよろしくお願いします!」と笑顔を見せ、鷹村は「ほう、楽しいねぇ」と考えながら「うしっ、じゃあ楽しく行こうじゃねぇか!」とダッシュを始めていく。一歩が「ダッシュだ、走り込みなら会長とずいぶんやったからちょっとは自信あるんだ」と鷹村のスピードに合わせる。が、いつまでも止まらない鷹村に徐々に「い、一体いつまで走るんだ!?」と限界を感じていく。
鷹村がやっと止まるがまたすぐに走り出し、「相手もここまで全部KOして勝ってんだけどよ、オレ様のパンチにかかっちゃ1Rもちゃあしねぇぜっ、がはははっなあ?」「なあ?」と声をかけられるが、一歩は必死に歯を食いしばって返事をするどころではなかった。ジムに戻っても鷹村の激しいトレーニングは続く。
一歩は「こ、これが減量でハラペコの人の練習量か?」「さっきからほとんど休憩もとらないじゃないかーっ」と鷹村の異常さを感じていると、鷹村はまた走りに向かう。一歩が「レベルが違いすぎる」「このままじゃ鷹村さんの調整のジャマになっちゃう、どうしよう」「なんで会長はボクなんかをこの人につけたんだ」と限界を感じていると、鷹村が「どした?ちっともしゃべんなくなっちまったな」と声をかける。一歩が「や、やっぱりスゴイな、鷹村さんは」「誰にも言われずにこんなハードな練習黙々と続けられるなんて」と感心すると、鷹村は「ちっ、気の抜けるようなコト言いやがって、てめえは誰かに尻叩かれねえと動けねぇってのか?」と返す。一歩が「いいえ、そういうワケじゃないけど、なんだか最近宮田くんがいなくてちょっと淋しくて」と言うと、鷹村は「おまえ、ウチのジムに友達さがしにきてんのか?」「宮田に新人王のトーナメントの決勝で待ってるとか言われたらしいが、そんなこっちゃたどりつけっこねぇっ!」「プロのリングは甘かねぇぞ!!」と厳しい言葉をかけた。
鷹村がトレーニングから上がると「なんだよ、シケた顔しやがって」「あっそっか、さっきはきついコト言ってワリかったな」「なんせハラペコなもンでよ、練習中はついカリカリしちまうんだよ」「どうだ今日はオレんち寄ってかねえか?」と一歩に声をかけ、一歩は「ええっ?いいんですかあ!?」「うわあ、人の家に招待されるの何年ぶりかなあ」と嬉しさでぴょんぴょん飛び跳ね、鷹村は「よっぽど友達いねぇんだなコイツ」と少し引いていた。
一歩が鷹村の太田荘という古目のアパートに招かれる。
鷹村はトイレに行くが、「ちっ、体中の水分がねぇから小便も出やしねぇ」と減量のきつさを感じていた。
鷹村が「おっ沸いたぞ、腹減ったろ」「カップメンならあるぞ、食ってけよ」と言うと、一歩は「で、でも、鷹村さん減量中でしょ?ボクだけ食べるワケには」と遠慮する。
鷹村が「バーカ、気ィ使うんじゃねえよ、それにオレの分もちゃんとあるんだ」と伝えると、一歩は「そ、そうなんですか?」「えへへっ、実はお腹すいてたんだ」とお言葉に甘えていく。鷹村がトマトを取り出すと一歩が「トマト?もしかして鷹村さんの夕食それだけ?」と聞き、鷹村は「おう!気がねしねぇで食えって!」「オレぐらいの一流ボクサーになると減量くらいへでもねぇんだ、うめぇ」とトマトをほうばり、一歩は「過酷な減量は地獄の苦しみだって聞いたけど、鷹村さんにかかるとコレだもんなあ」「本当にボクサーになるために生まれてきたような人なんだな」と感心していた。
一歩が「そういえば聞いたコトなかったけど、鷹村さんがボクシングを始めるキッカケってなんだったんですか?」と尋ねると、鷹村は「なんでぇいきなり、そんかもン忘れちまったよ」「キッカケなんか単純なもンよ」「昔からケンカばっかやってたからよ、偶然会長と知り合って誘われてよ、他にやることなかったしとりあえずやってみたらデビュー戦で勝っちまってな」「拍手が雨みてぇに降ってきてよ、最高に気分がいいんだよ」「人にホメられたのなんざ初めてだったな」「なんつーかよ、ぶつけるアテがなかったオレの拳をよ、世間が認めてくれたっつーか、うまく言えねぇなぁ」と話すと、一歩も「そ、それわかります!!すっごくわかるなあその気持ち!!」とものすごい勢いで共感する。
一歩は鷹村の家に泊まることになり眠りに就こうとすると、鷹村が「腹が減って腹に穴があきそうだ」「な、何かねえか、くそ〜っ」と枕にしていた座布団を紐で腹にくくりつけ、「うーっ、少しはまぎれるぜ」となんとか空腹を我慢し、それを見た一歩は「ボクはバカだ!!つらくないワケがないじゃないか」と感じていく。
六日後。会長が「コラァ小僧、鷹村はもうロードワークの準備できてるぞ、さっさとついていかんか!」と杖を振り下ろすと、一歩は「はいっ、いってきます!!」と気合いの入った顔で返事する。それを見た八木が「効果バツグンだったようですね」と微笑むと、会長は「うむ!プロの厳しさを肌で感じるのが一番じゃと思ったが、そのままプロのリングに上がってもおかしくない顔つきになりよったわい」と言い、八木は「帰ってきてコレを見たらもっと気合いが入るだろうなぁ」と宮田が日本フェザー級のデビューで見事に勝利した記事を見つめていた。
一歩が鷹村についていきながら「はあっはあっ、いやあまた会長にどやされちゃいましたよ、ダメだなぁボクは」と話していると、鷹村は「ふん、なんだかんだ言ってとうとうオレのメニューについてこれるようになりやがった、実際大したヤツだぜコイツ」と感心し、「一ついいコトを教えてやろう」「オレの時もそうだったが、会長がどなるのは見こみのあるヤツにだけなんだぜ」「期待されてるってこった!がんばれよ」と伝えてあげた。
一歩が「とうとう明日ですね!試合」「ボク後楽園ホール行くの初めてだからドキドキしちゃいますよ」とワクワクしていると、鷹村は「そうか、試合を直接に観るのは初めてか」「見せてやるぜ、プロの戦いってヤツを!!」と告げる。
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