こちらの記事でははじめの一歩16話のネタバレを掲載しています。こちらを読めば16話の内容がまるっとわかりますので、16話の内容を知りたい方は是非ご活用ください。
はじめの一歩16話のネタバレ
プロテストの一ヶ月が過ぎた放課後。一歩が「今日は家の手伝いがないからまっすぐジムへ行けるぞォ」と校庭を出ようとすると、梅沢が「ずいぶん久しぶりじゃねえかよ一歩!」と一歩の制服の襟をつかむ。
梅沢たちが「会いたくてしょうがなかったぜえ、オイ?」「お前ここんとこ放課後になるとさっさと帰っちまうんだもんなあ」「たまにはオレたちとも遊んでくれよ」「知ってるぜお前、ボクシングジムに通ってんだってな」「てめえオレ達に復讐するつもりで腕磨いてんだろ」「ナメたマネしやがってぇーっ」と言いがかりをつけると、一歩は「そ、そんなつもりじゃ」と言う。梅沢たちが「うるせえっ」と一歩の手からカバンをはたき落とすと、中から梅沢は一歩のプロライセンスの免許証が出てきた。
梅沢たちが「鴨川ジム所属ぅ?マジかよ」「ふん!ビビるこたねえぜ、どこぞのタレントでもプロライセンス持ってる時代だ、おおかた誰にでもとれるんだろうよ」「しかし信じられねえ、こいつがプロボクサーだと?」「ためしにどれたけ強くなったか見てやろうじゃねえか!?」と一歩に向かっていくと、一歩は「ボクのライセンス、返してください」と連れのパンチを躱して梅沢の元まで詰める。
一歩が「仕返しとかそんな小さな理由で始めたんじゃないんだ、ボクはボクシングが好きだからプロボクサーになりたいんです!!」と走り去っていき、梅沢たちは「こ、これは夢か?信じられねえよ、半年前とはまるで別人じゃねえか」と驚いていく。
しばらく走った一歩が取り返した免許証を見ながら「よかったぁ、戻ってきて」「思いおこせばいじめられっコだったボクが鷹村さんに出会ってから半年!とうとうここまできたんだ」「母さんから許可ももらったし、晴れてボクもプロボクサーの仲間入りだ!!」「がんばるぞーっ」と意気込み、ジムでトレーニングに励む。
鷹村が「おーっ、気合い入ってるのォ」「どうだ?プロボクサーになった気分は?」と声をかけると、一歩は「鷹村さん!!」「いやぁ、プロって言っても試合もしてないですから実感わきませんよ」と照れ笑いする。鷹村が「まぁそんなトコだろうな」「今夜オレんちこねえか?お前に見せてえビデオがあるんだ」と誘うと、一歩が「ビ、ビデオ?」と真っ赤になるが、鷹村は「ボクシングのビデオだよ」とどついていく。
鷹村が「おめえ昨日の夜の「ダイナマイトグローブ」見忘れたっていってたよな、撮ってあるから見にこいよ」「Hなのはアトでたんまり貸してやっからよ」と言うと、一歩は一瞬「な、内緒ですよ」と了承するも、鷹村は「わはははっ、青木ィこいつも結構好きだぜ」と速攻で言いふらそうとしていた。
鷹村が「おっと、もちっとさきだな」と早送りしようとすると、一歩が「え?タイトルマッチを見ないんですか?」と聞く。鷹村が「見てもいいがその間オレは寝るぞ」と返し、一歩が「そ、そんなにつまらない試合だったんですか?」と聞くと、鷹村は「とりあえずKOでキマったがたな、その後に前座の試合の放送してんだよ、これがまあ見てのお楽しみだ!」と再生ボタンを押す。
「放映時間より早く試合が終わりましたのでこの日の前座の試合を放映します」「フェザー級の4回戦!スゴい新人が現れました」「いやいや、まったく今日がデビュー戦とは思えないですな、とんでもない逸材ですよ」と解説者たちが話していると、リング上の間柴がテレビに映される。
鷹村が「いいから見てろ!!」「お前はプロテストの時見てなかったからコイツの戦いぶりを知らんだろう」と伝えると、間柴は次々と相手にジャブを命中させる。
さらに一気に間合いを詰め追い打ちをかける。
間柴は1R25秒で相手をKOさせデビュー戦を圧勝で飾った。
一歩が「い、いや、たしかに連打もスゴかったけどそのきっかけをつくったジャブが」「速すぎてわかんなかったけど、奇妙な動きをしたような」と気づくと、鷹村は「へっ、いいトコに目をつけたじゃねえか」「あれが「フリッカージャブ」だ!!」「オレも間柴がプロテストでフリッカーを見せた時は実際驚えたぜ、フリッカーなんて日本じゃまずお目にかかれねえもンだと思ってたからな」「並はずれた長いリーチとムチのようにしなる筋肉が必要なんだ、どれも日本人が持ってるもンじゃねぇ」「ハーンズってのが得意なんだがな」と告げる。一歩が「ト、トーマス・ハーンズさんですか?5階級制覇の」と言うと、鷹村は「そうだ!自慢の強打でKOの山を築き、5階級を股にかけて世界を制した男だ」「強打爆発のきっかけはいつもフリッカージャブだった」「とんでもなく速い上に通常のジャブとは全く違ったアングルから手が出てくる」「並のボクサーの動体視力じゃまず見えねえ」「オレ様もフリッカーの使い手とは対戦したことがねえからこれ以上のコトはわからねえが、やられたヤツのダメージをみるとスピードだけじゃなく破壊力も相当ありそうだぜ」「それと連打の時のアイツの目見たか?ありゃあ相当修羅場くぐってるヤツの目だ!!」「フリッカーとかのテク以上にそっちの方がオレは気になったな、ああいうヤツは勝負強えぜ!!」「うらやましいぜ、フェザー級はおもしろそうでよ」と説明していった。
一歩が「カウンターの宮田くんにフリッカージャブの間柴さん、とんでもない階級だな」と青ざめていると、鷹村は「ビビリやがって!あん時間柴が言ったみたいに階級かえるか、ん?」と聞き、一歩は「あ」「しまったなーっ、ずいぶんえらそうなコトいっちゃったなあ」と間柴に啖呵を切ったことを思い出す。鷹村は「ふん!どの階級にうつろうが結局同じコトだがな」「ランキングが上がれば上がるほどひとクセもふたクセもある連中がひしめき合ってる、それがプロの世界よ!!」「ライセンスとってうかれてるようだが、お前はそういう世界に飛びこんじまったんだぜ」「わかってんのかコラ?覚悟キメとかねえと地獄みんぞーっ」とボソボソ一歩に耳打ちし、一歩は改めてこの世界の厳しさを認識することとなった。
一歩が「じゃ、じゃあ、今日はありがとうございました」と鷹村宅を後にすると、鷹村はとぼとぼ歩く一歩を見ながら「ちっ、まだ青くなってやがる」「まったくあんぽんたんだな、アイツは」「たしかに宮田や間柴はズバ抜けた才能や実力がある」「だけどよ、自分じゃ気づいてねえだろうがお前には誰にもマネできねえ一発の破壊力があるじゃねえか!!」「宮田と間柴がデビュー戦を見事に飾った、次はお前の番だぜ一歩!!」と一歩に期待を寄せていた。
一歩が帰り道、頭上にハラハラと落ちて来た葉っぱを「シッシッシッ」と軽く10枚以上つかみ走って帰って行った。
翌日。八木が「一歩くん、一歩くん!!」「き、きまったよ」「来月の3日!!いよいよキミのデビュー戦だ!!」と告げると、会長から「ついにプロデビューじゃ、覚悟はできとるな」「相手は」と一歩のデビュー戦の相手が明かされようとする。
コメント