こちらの記事でははじめの一歩15話のネタバレを掲載しています。こちらを読めば15話の内容がまるっとわかりますので、15話の内容を知りたい方は是非ご活用ください。
はじめの一歩15話のネタバレ
一歩が「わーっ、遅れちゃう遅れちゃう」「ズルイよなぁ、みんな教室の掃除ボクにおしつけるんだもの」と後楽園ホールへ急ぐ。
一歩が「よーしっ、メインイベントの鷹村さんの試合には間に合ったぞ」とエレベーターに乗り込み、「早く早くぅ」「とうとうあこがれの後楽園ホールにきたぞ、ドキドキするなあもう」「いつかボクもここで」とエレベーター内でシャドーを始めるとドアが開き、エレベーターを待っていた人たちと遭遇してしまいとてつもない気まずさに襲われる。
一歩が「まだ前座の試合やってるんだ、前座っていってもプロの試合だもんなあ」とワクワクしながら会場に到着するも、会場は「オラオラ、なにやってんだ、さっさとキメちまえ!!」「そんなへっぴり腰じゃ倒れてくれねぇーぞォ」とヤジが飛び交い、「後楽園ホールって結構せまいんだなぁ、お客さんもパラパラだし」「わっ、想像してた雰囲気と違うぞ」「プロの世界ってもっと華やかだと思ってたんだけど、ボクシングって人気ないのかな」とがっかりしていた。
会場の照明が暗くなると一歩が「あれれ、照明が暗くなったら急に人が増えてきたぞ」「わーっ、ほとんど満員になっちゃった」と雰囲気の違いを肌で感じ、「ただいまより、本日のメインイベント日本ミドル級10回戦を行います!」とアナウンスが入る。
一歩が「す、すごい、どんよりした会場の雰囲気が一瞬で緊迫しちゃった」「みんなこのイベントを待ってたんだ」と一歩はゾクゾクしていると、ウルトラセブンのテーマが流れ鷹村が入場してくる。
「出たーっ、いきなりキメろよ」「この試合観るために母ちゃん質に入れて金つくったんだぞーっ」と歓声が飛ぶと、一歩は「カッコいいーっ、人気あるんだなぁ鷹村さん」と感動していた。
「赤コーナー、日本ミドル級3位ぃっ、153ポンドぉ、東邦所属っ、平野和彦ぉぉっ!!」「青コーナー、日本ミドル級5位ぃっ、159ポンド4分の3、鴨川所属ぅ、鷹村守ぅっ」と両選手が紹介される。
一歩が「相手の人強そうだな」と唾を飲むと、観客たちは「平野はランキング3位のハードベンチャーだしベテランでもある、鷹村の今までの敵の中じゃ間違いなく最強だぜ」「鷹村は世界を期待されるホープだが年季が違うからな、こいつは苦戦するだろうな」と話していた。
平野は「減量で相当苦しんだそうだな。いただきだぜ」と余裕の表情を見せる。
ゴングが鳴り試合が始まった。平野がドスドスとジャブを打つと、一歩は「な、なんて重そうなジャブだ、しかも速い!」と驚く。
平野が「ふんっ、どうした?腹に力が入らねぇか?」「それとも日本期待のホープもこの程度か!?」とパンチを打つがガードに阻まれ、鷹村の反撃でガードを吹っ飛ばされる。
そこに鷹村が思い切り右ストレートを放つと、平野はロープまで吹っ飛びリングに倒れていった。
レフリーが鷹村の勝利を告げる。
一歩が大喜びしていると、「まったく、相変わらずだなてめぇは」と宮田が声をかけてきた。
一歩が「み、宮田くん!!」と驚くと、宮田は「オーバーなヤツだな、鷹村さんは世界を期待させるホープだからな、オレが観にきたっておかしくねえだろ」と言う。一歩がドキドキしながら「う、うん」「そうだ!雑誌見たよ、デビュー戦1RKOで飾ったんだってね、さすがだなあやっぱり」と伝えると、宮田は「まあな、1RKOってのはできすぎだけどな」「正直プロの迫力にはビビったよ、どいつもこいつもギラギラしてやがる」「しかし、望むところさ!そうじゃなきゃやりがいがないってもンよ」と返す。
宮田が「それにしても鷹村さんはさすがだな、試合が終わったってのにこの観客の歓声ぶりはどうだい」と感心していると、一歩も「うん!!すごいよ、すごいよ」「早くボクもプロボクサーの仲間入りしたいなあ」と言う。宮田が「もうじきプロテストだろ?コケんじゃねぇぞ!」と伝えると、一歩は「うんっ!!がんばるよ」と返していった。
そこに藤井が現れ「よォ!宮田くんに幕之内くん、しばらく!」「試合中見かけたんでね、終わったら声かけようと思ってたんだ」「紹介したい男がいるんだよ、キミらと同じ階級でデビュー予定の新人なんだけど、今負けちゃった平野選手の事務の後輩で」と声をかけてくると、男が「よしてくれよ、あんな人の後輩だなんて紹介されちゃたまんねーな」「ぶざまに負けやがって、二流がぁ」と悪態をつく。
藤井が苦笑いしながら「ははっ、間柴くんていうんだよ」と紹介すると、間柴に宮田と一歩を紹介しようとするが、間柴は一歩のことは眼中になかった。
間柴が「雑誌読んだぜ、ずいぶんとまあ期待されてるみてえだな、よろしくたのむぜ」と言うと、宮田は「せっかくだが気分が悪いぜ、間柴さんとやら。ジムの先輩を二流呼ばわりしていたが、ジムメイトならこの試合までの平野選手の練習や減量を見てるだろ」「たとえどんな負け方だろうとそんなセリフは言えないハズだぜ、ましてや同じボクサーだろう」とハッキリと伝えると、間柴は「くくくっ」「坊ちゃんくせえ顔してると思ったが、頭の中まで坊ちゃんかよ」「ボクシングは結果が全てよ、たとえそこに行きつくまでどんな苦労してようが負けちまえば水の泡だ」「勝った者だけが全てを一人占めできる!それがボクシングじゃねえのかい!?」「それともくくくっ、アンタのオヤジもチャンピオンになりそこねたらしいが、二流って言葉に劣等感でもあるのかよ」と嫌味を言い放った。宮田が「きさまあっ」と前に出ようとすると、間柴はサッと宮田との距離を詰め「あせるなって、オレ達は同じフェザー級じゃねえかよ、いずれカタァつけてやるからよ」と告げ去っていった。
一歩が「し、失礼なヤツだな、許せないよっ!!ねぇ、宮田くん!!」と言うが、宮田は相手にせず「藤井さん、強いんですかあの男?」と尋ね、藤井は「まだライセンスを持ってねえからプロのリングでの評価はできないが、東日本の新人王トーナメントでキミ達とからんでくることは間違いないだろう、とオレはにらんでいるがね」と告げた。宮田は「間柴か、あんなに簡単に懐に入られたのは初めてだな」と間柴の実力を感じ取っていた。
一ヶ月後。鷹村が「じゃ、行ってくるぜ」と言うと、一歩も「い、いってきます」と緊張した様子を見せ、会長から「いいか、お前にはもうじゅうぶん実力はあるんじゃ」「リラックスすりゃ間違いなく受かる!大ボケするんじゃねえぞ!」と注意する。再び一歩は後楽園ホールへ向かった。ついにプロテストの日がやったきたのである。
客席で鷹村が「今頃ペーパーテスト終わって体格検査かな」「ま、一歩のことだからペーパーテストは問題ねえやな、問題はこの後の実技テストか」と考えていると、一歩たちが現れた。実技テストのスパーリンが始まると、鷹村は「かかかっ、みんなヘタッピなスパーしてるぜ」「思い出すぜ、オレの時もオレ様以外大したヤツいなかったっけな」と思い出し笑いする。
間柴がリングに上がると鷹村は「む」「ほう、なかなか太々しそうなヤツが混じってやがるぜ」とニヤつく。
間柴の高速連打により相手はヨロヨロになりロープにもたれかかるが、間柴はパンチをまったく止めない。
テスト生たちが「あ、ああ、ひでえ」「相手はもうグロッキーじゃないか」「連打が速すぎて倒れようにも倒れられないんだ」と騒然としていると、鷹村は「速いだけじゃねえ、一発一発見事に腰が入ってやがる!」「テスト生レベルでできるもんじゃねえぞ」と間柴の実力を感じ取っていた。
レフリーが「ちょっとキミ!もういいぞストップだ!!」と止めるが、間柴はレフリーを肘で押し退け、相手の顔をぐしゃぐしゃに殴り続け、レフリーが「ゴングーっ、ゴング鳴らしてーっ」とゴングを鳴らさせなんとか収拾をつけた。
間柴を見た鷹村が「一歩と同じ階級じゃねえか」と楽しそうにしていると、「ありゃ?一歩がいねえぞ」と一歩の姿がないことに気づく。一歩はトイレで「会長は絶対受かるっていったけど、ボクってかんじんな時に大ボケこいたりするからなあ」と不安にかられていると、そこに鷹村が現れ「あーっ、こんなトコにいやがった!15番呼ばれてんぞ!!」と告げる。鷹村が「リラックスできたか?」とぎろりと睨むと、一歩は「な、なんとか」と返し、鷹村が「うーしっ、行ってこい!!」と気合を入れた。
一歩がリングに上がると「うわぁ」と感動を覚えていた。
一歩が「えーと、右ストレートにたよらずに左を」とぶつぶつ言っていると、相手は「何ぶつぶつ言ってんだ、ラッキーだぜこんなのが相手で」と鼻で笑う。レフリーが「はじめぇ」と宣言すると、相手が「いよっしゃあ」と勢い良くパンチを繰り出すが、一歩は「見える!宮田くんのスピードに比べたらまるでスローモーションだ」と余裕で躱す。
その後もパンチを躱し続け左のパンチを顔面に入れる。
相手が「が」とのけぞると、一歩は「ガラ空き」と足を踏み込み右ストレートをキメる。
相手が一回転するほど吹っ飛び一歩がリングから降りていくと、間柴が「お前どっかで見た顔だと思ったら、あの時宮田の横にいたヤロォだな」「お前もフェザー級だってな」「おしいな、それだけのパンチ持ってて運がないぜ」「オレがいる限りフェザー級への頂点へはいけないぜ」「階級かえるか?くくく」と声をかけ、一歩は「はは、せせっかくですけどボクはフェザー級からはうつりません」「宮田くんと東日本新人王トーナメントの決勝で会おうって約束したんです」「も、もちろんそこまでたどりつける自信なんてあるわけじゃないけど、今ボクはそれを目標にがんばっているんです!」「だから絶対フェザー級からはうつりません!!」と宣言した。
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