こちらの記事でははじめの一歩17話のネタバレを掲載しています。こちらを読めば17話の内容がまるっとわかりますので、17話の内容を知りたい方は是非ご活用ください。
はじめの一歩17話のネタバレ
会長が「相手の名は、西川ジムの小田裕介じゃ！！」と告げると、鷹村は「誰じゃそりゃ？」とぽかんとしていく。
会長が「く、くわしいコトはワシも知らん！！」と言うと、鷹村は「そんなヤツの名前言うのにもったいつけんじゃねーよ、アホォ！」と怒鳴りつけた。八木が「とりあえず簡単なプロフィールが手元にあるから紹介しとくよ」「小田裕介21歳」「戦績は5戦して3勝2敗勝ち星は全てKO！」「例外なく早い回に右ストレートで倒しているからこの右は注意ですね」「しかしまぁ、勝っては負けてのくり返しですからかなり調子にムラのあるタイプとみてまず間違いないでしょうな」と選手情報を話していくと、木村が「お、思い出した」「小田ってオレと同じJライト級の選手じゃんか、あいつまだ４回戦だったのか」と小田のことを思い出す。一歩が「木村さん知ってるんですか？」と聞くと、木村は「おう、オレとデビューが同時期でよ、デビューの頃はかなりのハードパンチャーって結構注目されてたんだよ」と答え、青木も「そういやいたなぁ、そんなヤツ」「うだつが上がらねぇもンで１階級下げて出世しようってハラかあ？」「なんにせよ４回戦クラスでそんな戦績のヤツなんざメじゃねーよ、楽勝だぜ一歩！」と笑っていく。一歩は「デビュー戦の相手は西川ジムの小田さんかぁ、」とドキドキしていた。
西川ボクシングジムにて「小田あっ、小田のヤロォはどこ行ったぁ！？」という怒号が聞こえると、ジム生が「小田ならロードワークに出ましたよ」と告げ、男は「な、なに？そいつぁ感心じゃねえか」と感心する。
ジム生から「かれこれもう３時間はたちますけど」と聞かされると、トレーナーは「のヤロォ、またどっかで油売ってやがんな！！」と西川の捜索に向かった。
ファミレスでお茶をしている玲子が「裕介、そろそろジムに帰ったほうが」と言うと、小田は「なんで？」と返す。
玲子が「し、試合近いんでしょ？」「こんな所で私と会ってたらコンデションに響かないかしら」と心配すると、小田は「玲子、てめえもあのガンコ親父と似たようなコト言うようになりやがったな」「オレがこれしきでコンデション乱すワケねえだろ」と軽くあしらう。
玲子が「で、でも、今度フェザー級で戦うんでしょ？ウエイトコントロールとか」と言うと、小田は「ちっ、1階級くらい少し汗流しゃ軽くパスよ」「それに相手はデビュー戦だっていうじゃねぇか、心配するなって」「それとも何か？オレが負けるとでも思ってるのか？」と返し、玲子は「そ、そんなコトないよ」「裕介の才能信じてるもン、絶対勝つよねゴメンね」と伝えていった。すると、玲子の父がテーブルの外の窓に張りついて中を見ていた。
玲子の父が「小田ぁ、見つけたぞォ、こんな所にいよったかぁ」「ロードワークはどうした、ロードワークは！？」「せっかく会長がフェザー級で心機一転やり直すチャンスをくれたのに、かんじんのキサマがこのありさまか！？」「玲子、なんだお前もこんなヤツとコソコソ会いやがって」と怒鳴り込んでくると、小田は「コソコソってことないでしょう、ロードワークだってちゃんとやりましたよ」「玲子とだってそこで偶然会ってまだ10分も話してないスよ、本当スよ」と返す。玲子の父が「このヤロォ、ぬけぬけと」と怒りに震えると、小田は「こないだの試合のコトまだ怒ってんスか？」「言っときますけどね、オレァ試合にゃ負けたけど勝負に負けたとはこれっぽっちも思ってないスよ」「チョコマカ動いて判定に逃げこみやがって」「ああいうボクシングやるヤツの気がしれねぇよ」「ボクシングの醍醐味はやっぱり打ち合いスよ、打ち合いになりゃ誰が相手だろうと華麗にKOでキメる自信があるんだ、この右で！！」と言い放つ。玲子の父が「能書きはそれだけか？」「何が華麗にKOだ！！きさまが負けた原因なんぞわかりきってんだ、スタミナだスタミナ！！」「実力じゃ絶対勝てる相手だったのに走りこんでねぇから3Rめからヘロヘロになりやがって、あげくの果て逃げきられて判定負けだ」「お前にオレのくやしさが少しでもわかるか？え？」と詰めると、小田も「オレだってくやしいスよ、この右が一発でも当たってりゃ勝てたのに」と言う。玲子の父が「その右にだまされたわ」「一発KOでデビューを飾った時の右ストレートには正直シビレた」「日本タイトルどころか世界だって夢じゃねえと思っちまった」「ところがてめぇときたらうぬぼれちまって、ブンブン振りまわすだけの能無しボクサーになっちまいやがって」「ふん！てめえはKO負け以外負けと認めねえらいしが、次の試合で初めてその屈辱を味わうだろうぜ」と伝えると、小田は「ま、待ってくださいよ、次の相手の幕之内一歩ってデビュー戦のヒヨッコだろ？しかも下の階級の」と余裕をかますが、玲子の父は「噂によりゃあプロテストで相当ハデなKO劇を見せたって評判のタマよ」「階級差なんぞ苦にもしねぇパンチを持っているだろうよ」「いい機会だ、てめえのその腐った性根ごと叩き直してもらうんだな」「それからこの試合に負けたら次はねえと思えよ、ジムの方でもこれ以上お前のボンクラに試合を組む気はねぇとよ、オレだってアイソつきてんだ」「それからもう一つ！」「オレはてめえのようなチャランポランにコイツをあずける気はねぇぞ」「今度根性見せねぇようならスッパリ縁を切らすからな！！来い玲子！！」と玲子を引っ張って連れ帰った。
一歩が「くーっ」と腹を抱え痛がると、会長が「どうしたああっ、そんな根性じゃプロの世界渡っていけねえぞ！！」と怒鳴る。一歩が「ま、まだまだあっ、お願いします」と構えると、会長は思い切り一歩の腹に打ち込んでいく。
青木が「ま、まったく、アイツの練習好きにゃ頭が下がるぜ」と言うと、木村は「オレだったら小田が相手ってわかった瞬間手ぇ抜くけどな」と言い、青木が「まがりなりにもプロで5戦もしてる人だから絶対気は抜けねぇんだとよ」と伝えた。二人は「まいったねコリャ、オレ達もサボるワケにはいかねえや」「後輩に負けてられねぇからなか」と練習に力を入れる。
青木のラーメン屋で玲子が友達とラーメンを食べに来ていた。
そこに「一歩のデビュー戦の景気づけにごちそうしてやるんだ、サービスしろよ」と鷹村たちが現れる。
木村が「だからよォ、そんなに心配いらねえって」「とにかく根性なしで有名なんだからよ、小田裕介ってヤロォは！」と言うと、一歩は「そ、それでも1階級上の人ですから」「やっぱり一発もらっちゃうと相当きくだろうし」と返す。木村が「本当に心配性だな、てめぇは」と呆れると、青木も「小田なんざどうせ3Rめに入りゃスタミナ切れてヘロヘロのパーよ」「自分じゃKOアーティストなんて言ってるらしいぜ、とんだピエロだよ」「4回戦で3勝2敗のくせに、オレの右は世界を狙えるってほざいてるとよ」「勘違いもそこまでいくとあわれだよな」とバカにし、玲子は複雑な表情でそれを聞いていた。
一歩が「し、しかしですね、プロのキャリアはボクよりずっと上の人なんですよ」と言うと、青木が「ちょっと待った！！そんなに心配ならオレが！！だあっ」と突然トランプを取り出し、木村が「おおっ、出た！！青木得意のトランプ占い！！」と叫ぶ。
一歩が「あ、当たるんですか？」と聞くと、鷹村は「どんな細工してんだがしらねぇが、今までハズしたコトはねぇ！！」と伝えた。青木が「おおっ！！喜べ一歩！ハートのAだ！！」「一番ラッキーなカードだぜ、お前の勝負運は大吉と出た！！」と伝えると、一歩は「ええ！？本当ですか」と純粋に喜ぶが、木村と鷹村はたまらず大笑いしていく。
小田がジムを出ると玲子が待っていた。
玲子が「練習もう終わりなの？みんなまだ練習いてるみたいだけど」と聞くと、小田は「なあに、残ってる連中は弱っちいヤツラばかりよ」「才能のねえ分努力で補おうって涙ぐましい連中なのさ」「その点オレは」と玲子の肩に手を置こうとするが、玲子はその手を払いのける。小田が「なんのマネだよ、玲子」と言うと、玲子は「お父さんの言う通り、あなた本当にボンクラなの？」「口だけじゃなく行動で見せてよ、私裕介のコト信じられなくなっちゃうよ」と告げる。小田が「な、なんだよワケわかんねーぞ」と困惑すると、玲子は「別れる」「お父さんに言われたからじゃないわ、前から考えてたの、今度の試合の裕介が負けたら別れようって」「だってもう裕介の何を信じていいかわからないもの、もうついていけないもの」と伝える。小田が「だから勝つって言ってんだろ、今度の試合観りゃわかるって！！」と言うと、玲子は「今度の試合？」「さっき偶然相手の人があなたのコト話してるの聞いたわ、なんて言われてるか知ってる？」「ピエロだって、あわれだって！！中学生みたいな顔したコが高笑いしてたわ！！」と打ち明けた。
玲子が「裕介、私くやしいよ」と走り去ると、小田は玲子の父親の言葉や玲子の言葉を思い出しながら「ざけやかってぇー！！ヒヨッコがあ、」と拳を握り締めていく。
帰り道、一歩が「ねえねえ鷹村さん、さっきの占いの時なんでみんな大笑いしたんですか？」「ヘンですよ、せっかく最高のカードが出たのに、教えて下さいよ」と聞くと、鷹村は「わかったわかった、確かに青木の占いは命中率100％なんだがな、必ず出たカードの反対の結果になるんだよっ、だははははははっ」「まあ気にすんなって！たかが占いじゃねぇか」と告げていった。
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