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【はじめの一歩】9話のネタバレ/一歩が宮田からダウンを奪う

こちらの記事でははじめの一歩9話のネタバレを掲載しています。こちらを読めば9話の内容がまるっとわかりますので、9話の内容を知りたい方は是非ご活用ください。

目次

はじめの一歩9話のネタバレ

学校が終わると一歩は急いで家に向かっていった。

母が「今日はジムの方で大事な用があるんだろ?」「こっちはもういいから行ってきなさい、どうせ気が散って手伝いどころじゃないだろ?」と言うと、一歩は「ねぇ母さん、ボク3ヶ月前と比べて何かかわってない?」とボソリと聞くが、「い、いや、なんでもないよ」と誤魔化していく。母が「一歩、いいコト教えてあげるね、父さんに聞いたおまじないよ」「ケンカっぱやい父さんがね、自分より強そうな相手と戦う時相手の顔をジーッと見て似ている魚にたとえるんだって」「アイツはマグロだ、マグロが怖くて海の男がやってられるか!!」「そう思うと肩の力がスーッとぬけてウソみたいに落ち着くんだってさ!」と教えてあげる。

一歩が「父さんらしいな」とプッと笑うと、母も「でしょー?」と二人して笑っていく。それを聞いた一歩は「ありがとう母さん!行ってくるね」とジムに向かっていった。

藤井が頭をかいていると運転手が「どうです?いい新人はいましたか?」と聞くが、藤井は「どいつもこいつも小ぶりだぜ」「具志堅や渡辺二郎なんかは新人の時から世界の匂いってヤツがプンプンしてやがったんだがなぁ」「見ろよ、でっけえビルがガンガン建って道行く車はみんな高級車だ」「いい国だぜ、日本はよ、なんでも揃ってやがる」「こんな豊かな国はめったにないぜ」「だがな、この国にもねぇもンがある、わかるか?」と返す。

運転手が「さぁー?なんでしょうかねぇ」と呑気に返すと、藤井は「世界チャンピオンがいねぇんだよ、チャンピオンベルトがねぇんだよォ!!」と怒鳴る。

そして、「おおっと、止めろ止めろ」「ここには宮田一郎って新人がいるんだ、まだプロデビューはしてねぇがなかなかみこみあるんだぜ」と鴨川ボクシングジムの前に来ていた。

八木が「やぁ、「月刊ボクシングファン」の藤井さんじゃないですか」「今日はなんの取材ですかな」と出迎えると、藤井は「いやあ、今ウチで「新人めぐり」っていう企画をすすめてましてね、各ジムのホープをクローズアップしていこうというワケでして」「宮田くんからコメントもらえませんかね?」と答えるが、八木は「う、いや、今日はちょっと」とバツが悪そうに返す。

鷹村の格好を見た藤井が「ん?た、鷹村くん、なんだいそのカッコは?」と尋ねると、鷹村は「む」「これから地下のジムでスパーリングのレフリーやるんだよ、ちょっと本格的なスパーになりそうだからカッコつけねぇとな」と答えた。

それを聞いた藤井が「ほう、宮田くんが?こいつはラッキーだぜ」「いい写真取撮りますから取材OKですよね!ね!」と言うと、八木が「ウチの金の卵どうしのスパーだから部外者は入れたくなかったんだけどねえ」と苦笑いし、藤井は「おっと、宮田の他にも逸材がいるってわけね」と嬉しそうな表情を浮かべる。

地下のジムはシーンと静まりかえり、一歩と宮田がリングに立つ。

運転手が「うわぁ、静まりかえっちゃって、たかがスパーリングだってのに」と言うと、藤井が「黙ってろ!!」と注意し、「あっちのボーヤが鴨川ジムのかくし玉か、全然強そうに見えねぇぞ」「まあ、こっちは宮田の取材にきてるんだ、期待ハズレでも一向にかまやしねえよ」「とりあえずお手並み拝見させてもらうぜ」とニヤりとしていた。

鷹村が「ルールは前と同じ、4R3ノックダウン制だ」「ヘッドギアもなし、グローブも試合用の8オンスを使う」「お互い練習試合だと思わず本番のつもりで気合いいれていけよ!!始めるぜ」とルール説明を行う。

一歩が「だ、だめだ、口から心臓が飛び出しそうだよォ、立ってるのがやっとだよォ」「さ、魚!!そうだ、魚に例えるんだ!」
と宮田の顔を見るが、「だ、だめだぁ!!あんなハンサムな魚なんかいるもんか、何も思いつかないよー」と緊張しまくるが、会長の顔を見てタコを思い浮かべ笑っていく。

会長が「いいか、何も迷うコトはないぞ、今までやってきたコトをそのままやればいいんじゃ!」「三ヶ月の集大成を見せてみろ!!」と伝えると、一歩は「はい!!」と力強く返事し、会長は「な、なんじゃ、ワリとリラックスしとるんだなコイツ」と呆気に取られていく。

一歩が「今までやってきたコトをそのままやればいいんだ、迷うな迷うな」と考えていると、宮田は「さぁて、三ヶ月でどれほど成長したか楽しみだぜ」と考えていた。

鷹村が「うーし、セコンドアウトォ!!」と告げると、ゴングが鳴り、いきなり一歩が宮田めがけてダッシュした。

一歩が「宮田くんに距離をとらせちゃいけない!自分の射程距離につかまえるんだ!!」とインファイトを仕掛けるが、宮田は「つかまえてみろよ!!」と華麗に躱していく。

藤井は「いい左ジャブだ!」「しかし、宮田の足はさらにその上をいくぜ!!」「前に見た時より磨きがかかってやがる、6回戦クラスのプロでもカスることすら困難だぜ」と宮田の実力を実感していた。

宮田が「なかなかいいダッシュだよ、相当走りこんだな」と評価していると、一歩は「くーっ、シャドーじゃ完全にとらえてたのに、本物とイメージじゃ大違いだ」「落ち着け落ち着け、今までやってきたコトを思い出すんだ!!」「足をクロスさせた!!横へ飛ぶぞどっちだ!?」と予測するが、宮田は予測の反対に跳んだ。

一歩が「こ、今度こそ」「左足が前だ、こっちだ!」と宮田の動きについていく。

ジム生たちが「うはーっ、すげぇすげぇとは思ってたけど宮田の足さばきは本当に華麗だな」「普段のスパーであんなの見たコトねぇぞ、ヤロォかくしてやがったな〜っ」と宮田の動きに驚いていると、藤井は「まったく、新人ばなれしてるぜ」「まてよ、普段やらなくていいコトをやってるってコトは、やらなきゃいけねぇ所まで追い込まれてるってワケか?あのボーヤに?」と一歩の実力を感じ始めていた。

宮田が「このヤロォ、オレの動きを読んで先回りするようになりやがった」と焦りを見せると、一歩は「よーし、だんだん宮田くんとの距離が近づいてきたぞォ!!」と感じていた。

宮田が「ちいっ、コイツの連打がエンドレスなのはわかってたが、コンビネーションに組み込まれてるショートアッパーがやっかいだぜ」と苦戦していると、会長は「くっくっく、ガードの形態は基本的に下からの攻撃に弱い!」「宮田よ、その連打をいつまでさばききれるかな!?」と考えていた。

宮田の父が「ブチかませ一郎!!ヤツは調子にのって顔面ガラ空きだぞ!!」と伝えると、宮田は「そんなコトくらい、わかってるさ!!」とパンチを繰り出すが躱される。

そして、空振りでガラ空きになった宮田の顔面に一歩のワンツーが決まり、宮田がダウンしていく。

鷹村が「ダウン!!」「オラァ、ニュートラルコーナーに下がれっ!!」と止めカウントを始めると、ニュートラルコーナーに戻った一歩が「当たった、ボクのパンチがはじめて当たった!!」
と自分で驚いていた。

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